この器はあるギャラリーさんからの依頼でつくった古染付の写しです。
いつも明代の器をつくる時、あることに気付きます。
動物の厳しい眼差しであったり、デフォルメされた唐子。
今から、数十年前台湾の故宮博物館に出掛けた際、
『八大山人』の画集に目がとまりました。
八大山人は明代末から清朝初期に実在した文人です。
彼のその画集に納められた墨絵はどれも厳しい眼差しをしています。
解説によると、かれは権力に抵抗する意味を絵に描き留めたと聞いております。
最近わたしはふとしたことで、かれの生誕地を調べてみました。
『江西省南昌に在した明朝の宗室のひとつ石城王の一族出身』とあります。
ところで、古染付けの産地は景徳鎮といわれていますが、それがどこにあるのか、
『江西省東北部に位置する』とあります。
さて、これから先は、わたしに『妄想』の世界へトリップするだけですね。
ながくなると、仕事に影響します、ご存知の方がおいででしたら是非♪