この船の行き先は・・
2016.01.31 Sunday
昨年の暮れ、わたしの繋がりのあるギャラリーが『廃業』した。
選りすぐった器を全国から集め、地元でも評判であったという。
それが、だめになった。
時代のトレンドが変った、と思う。
たとえば、わたしのところでは日本人のお客様と外国人のお客様の比率は半々だ。
わたしの机の上には、fedex. という運送会社の送り状があり、インボイスが用意されている。
思えば江戸時代初期、オランダの商船によって伊万里の焼き物がヨーロッパに輸出されたように、
。
日本でつくれれたやきものが今、諸外国に紹介されているのだ。
『sushi』がそうであるようにその器もまた、日本の文化の担い手として活躍できるかもしれない。
淡い期待だけれど、わたしの焼き物もそんなトレンドに乗ったちいさな船なのである。