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陽刻の器


ぼくは長年ブログをつけている。

そんなぼくにとって退屈しのぎにすることって、、

自分の名前をサーチエンジンに掛けてみること、


で、初めてローマ字でやってみることにした。

それで見つけたカナダの家具やさんのフェイスブックに我輩の作った器。

なんとなく、嬉しい^^^^^

だって、これって、写しではないし、陽刻を始めて二作目の自信作。


写真のオリジナルは→こちら



写真の撮り方もなかなかで、、、

古株の割れを陽刻のイメージと重ね合わせているところなんぞ、

あの京都の俵屋のご主人、故アーネスト・サトウ氏の教えにも通じる。

いいなぁ〜〜写真がね。


外国の方はおおむね白い器を買わないけれど、、、

この器はぼくが直接手渡したもんやろうなぁ・・

何しろ、ギャラリーには出してない器。

説明文を読むと、『シンプルなものは美しい』というように記されている。

なかなか、、

『侘び・寂』がわかっとるやん。
『芸』を極める。



僕はむかし、料理人に世話になってきた。

そんな料理人にとって、食べることは職業ということもあり

味を極めるために、苦労もおおかったと思う。







まずは旨いものを喰う。

それも修行の一つで、、、





そのうち、上手から下手に移り、、、

蛇や蛙はもとより、猿の脳みそくらいは当たり前となる。





芸というものは限りがないもので・・・

極めれば、常人から、それを異常と呼べるほどに、

理解されないものとなる。






むかし、能登にある紙漉きがいた。

彼は後に、己の糞で紙を漉いたという。





極める、ということはこんなことかなぁ、と思う。

つまり、『下手』る、ってことだ。


え、あ、、、『臭い話』だって・・・

出所のはっきりした、ほんとうの話だよ。

因みに、東京のフランス料理やでは『泥のスープ』を喰わすという。

これがまた、予約で一杯とか、、、

理解できるかな^^

一流ってそんなものさ。



写真: S字8寸 (左茶の実 右藪椿の実)





 
写真だけね。



ぼくは、、

このブログを書くのを『仕事』だと思っておりまして、、、

ところが、ノリが悪いとなかなか進まない日があり、

それが今、ってことで。

今日は写真だけで。





 
気に入ったもの



轆轤で丸いものばかり作っていると、たまには変形したものが欲しいもの、、





手間はかかるけれど、、、

これも、轆轤で作っている。






色絵花文八角向付
洗面器



この加賀市に来て40年近くなる。

もとより、ここは我輩のご先祖様の眠る故郷でもあるのだが、、、

この地に来てお世話になったのはご親戚ではなく、まったく見ず知らずの方々であった。

その中の一人、

大工のNさんには随分世話になった。

その大工のNさんの娘さんが嫁ぎ、子供が産まれ、

Nさんはいま、彼女のために新築の家を普請している。

その家の洗面台に、手製のオイラの作った洗面器が欲しいと言う。

そんな訳で作ったことのない仕事をすることになった。

『で、、絵は水草がいいかなぁ。。。』とぼく。

笑いながら、、、

『いやぁ、、何だって良い♪任せるから・・』

シャイなのだ。

さぁ、どんなものになるやら、このところ食器ばかり作っているので、

久しぶりに尺を越える器をつくることになった。

喜んでもらえればいいけれど、ね。


寒くなってきました。

我が家でも本格的にストーブに火が入っております。




 
散レンゲ

長さ 10・5cm











薪集め


こりゃ、買ったほうがいいかな。。。

山から原木を伐り、このトラックまで降ろし、、、

それを積み込むまで数時間、

もちろん、降ろす場所を確保し、風通しのいいように積み上げる。

腰が辛い(^^;

500キロほどあるのかなぁ、、(積載オーバー、まぁ、村のなかだし)


買えば、原木トン、一万。

と言っても、おいらのところまで2トン車以上はチョイと、、、


さて、どちらが良いのやら。
Movie star?
さて、北陸では今日からカニが解禁になったとか、、、

寒くなると、美味しい食材がいっぱいになるのはうれしいのですが。

ぼくのような、田舎暮らしにとっての、『書き入れ時』といえば、

薪集め。


田舎暮らしですからね、、

薪がないと、冬が越せない。

その薪も、一年は寝かさないと、熟成はしないわけで、


今日は山に入り、チェーンソーで原木を伐り出すことに、、

実はこの作業、相当な危険が付きまとい、

ここ数年、整形外科に通うこと数回。。。


う〜ん、で、

写真はありません。

もう、随分公開しましたからね(^^)


昨日もお客様がありましたが、

やっぱり、わたしの写真を欲しがります。

どうしてでしょうね(笑)


『Movie star(^^)?』

もちろん、ニコリと笑っていただいております。
陽刻双鹿文小皿



この11月に入り金沢の美術倶楽部に何度か・・

並んでいる器はおもに『茶道具』

ちなみに明の古染付のお値段、数百万円。


粗相があってはいけないので、着ている服装も器に引っかからないような滑りのいいアウター

『あ、あの器の作家さんですか、、』

『触っていただいても、、』

と言われ、『黄瀬戸の銅鑼鉢』300万。


真贋の程は分からないけれど、

世の中にはこんなものがお好きな、『数寄者
がいらっしゃる。


一階から四階まで、いろんなお店が並んでいて、フト感じたことは・・・

開店前日なのに、誰一人、オイラを誰何する者がいないこと。

いつのまにか、自身が骨董になっているのかなぁ、



よろしければ、

金澤美術倶楽部まで