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色絵花文向付



だれだって、得手不得手ってものがある。

ぼくたちの子供の頃、

紙芝居というのがあって、

親から貰った10円ほどを持ってその紙芝居を見に行くと、

宝箱のようなところに小さなお菓子が入っていて、好きなモノを選ぶことができた。

動物の形をしたガラス状のお菓子はそれを上手に切り抜くと、

おまけに次のお菓子をもらえたりして、、、

昔の子供はそんなことをしながら手先が器用になった。

『得手か、不得手か』ってきかれると、、、

ものづくりも、ずいぶん不得手になったもの。








明日から、金澤の美術倶楽部で3日間、少しだけれどぼくの器も並ぶ。

今日の器はそのひとつ。

自分でも滅入るほど手間がかかった。

興味のある方は、どうぞ、(入場無料、と聞いております)


高さ:58mm


 
八角小向付



写真:古染付写し八角小向付 W 10・8cm H 3cm








染付八角豆皿



 
染付草文四方小皿




海外のお客さんはなぜか、6客単位でお買い上げになるようで、、

五個しかないと、4客だけ、という憂き目に。


きょうの窯出し

まずはじめは、

写真上は四方草文小皿、 寸法;10・5cm × 3cm

この形状は普通『木瓜形』と言います。

サイズから刀の鍔のような、、と。

もう少し、勉強してみます(^^)


↓写真: 白磁市松文陽刻小皿  寸法:口径 12・8cm × 高さ 3cm






 
『誰にもつかず、何処にも属さず』



『誰にもつかず、何処にも属さず・・』

友人の陶芸家の略歴の一文だ。

そんなわたしも、どこの公募展にも出品したことがない。

いや、、しなかった。

『あなたのような生き方もあったんだね、、』

この加賀市でお世話になった師の言葉が思い出される。

わたしの師はある美術団体の理事ではあったが、修行中も出品はお断りした。

『誰にもつかず、何処にも属さず・・・』

ふと、いい先生に教わったとおもう。


今日の写真: 石蕗 (つわぶき) 

花言葉 :  困難に負けない
窯詰めの日
時々、あのカマドウマという虫をみかける。

カマドウマは暗闇で生きてきたため、目が退化している。

もちろん、誰だって知っていることだ。

そのカマドウマが釉薬の桶のなかで溺れていたのでそっとすくい上げた。

足を持ったり、あの長い髭をもったりすると、千切れてしまうことも知っている。



ある日のこと、カマドウマが部屋の隅から歩いてやってきた。

あの長い髭をアンテナのようにくるくる廻しながら・・・

ぼくは、そのとき持っていたパンをそっと離れたところに置いてみた。

カマドウマはクルッと、向きを変えてそのパンのところにやってくる。

しばらくすると、食べ残したパンをそのままにどこかへ消えてしまったカマドウマ。

宇宙人みたい、とおもう。


さぁ、愈々、窯詰めの日がきた。

今日の一曲



 
秋の陽



この時期になると、ナメコが一斉に芽を吹く。

ナメコは水を含み、忽ちのうちに笠をひろげ、

あっと、思ったときには、土に返る。

まぁ、人生のようなものなのさ。



下の写真は昨年のもの、

上は今日の写真

この村のAさんから頂いた桜の原木に菌が植わっていて、

『出んかったら、薪にすればいい』と言われていた。

あと、二年ほどは楽しめるかも・・






 
Discover Japan


最近のTVニュースではこの金澤にも外国のお客様が大勢おいでになるという。

まぁ、この加賀市でも温泉地ではちらほら、そんな旅行者が見られるようになった。

そんな旅行者の目的の一つに伝統工芸を『見てみたい』という想いがあるようで、

ぼくの所にも、そんなお客様がときどき・・・


この写真を見る限り、どこぞの中国のイメージが醸しだされているようだが、

れっきとした我が家の写真であります。

写っている老人?は小生でありまして、、

撮影者はブラジルからお越しだった、A氏。

たしか、フォトグラファーだったか、舞台の仕事をしている方だったと思います。

そのA氏から写真添付のメールが届いたので、一寸アップしてみました。



で、さっそくそのお返事を送ると、、、

その返信が地球の裏側から、写真付きで。

:::::::::::::::


Hey.
I love this one too.
Best regards!

:::::::::::::

その写真・・(↓)





さて、このところ忙しいこともあり、ブログはすっかり、です。

でも、がんばって、
また、明日♪
さて、わたしのブログにお越し頂きありがとうございました。

きょうのブログは、お休みです。


その代わり、といってはなんですが、

一曲

幼かった頃、テレビで流れていた曲です。中島ひろ子さんんのあの横に向けた挨拶が懐かしいですね。
キャプションに『To the Memory of My Mother 』とあります。

いいですね♪
ご訪問いただいた全ての方々へ



ラプサン・スーチョン



大阪北区に『無茶空茶』という中国茶の専門店があります。

ラプサン・スーチョンという名の中国茶が好みで、

その店主によると、

『わたしのところでは、軟水にあうように特別に発注しております』とのこと。

ラプサン・スーチョンは松で燻した製法のため、軟水では香りが強すぎるとか・・・

ご存知の通り、紅茶の一種ともいわれております。


今日の写真:マリアージュ アールグレイ

先だってお越しになったお客さんのお土産、

離れたところからでもその香りがとどき、

たまたま友人がいたこともあって、美味しくいただきました。

ありがとうございました。


さて、わたしのブログのドメインは 『Lapsang Souchong』 から頂戴しております。

またのお越しを・・・



本日の器: 鎬手蓋付碗   手前:古染付八角小鉢(16〜17c 明代)

 
料理のきもの


最近の食器のディザインをみていると、

ある種の傾向がみてとれる。


四角や三角、変形のものがなんとなく目に入るようになった。

実は、近々古美術店さんの企画で器を並べることになっているのだが、

希望されているアイテムをみてみると、マルが少ない。


あのロサンジンさんが、

『食器は料理の着物』と言われたそうだが、

器もファッションと同じように時代を映すようだ。


『陶は政を語る』といわれる。

さて、どんな時代を描くだろうか。


写真:色絵魁文小鉢 口径11・5cm 高さ5・5cm