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里山にて
北陸も梅雨にはいった。

里山の暮らしは、都会のそれのように複雑ではない。

特に、僕のところは周りに誰も住んでいないので遠慮なく自由を謳歌できる。

水道も下水もないけれど、電気とネットには繋がっている。

そんな、文化的な生活なのだが、、、

時代が変わってきたのかな、と感じる。



 
ツバメ孵化す


今年はツバメの子がやっと孵化した。

昨年はたしか記憶では巣作りの場所探しのためにやってきたが、

一昨年、ヘビが来たこともあり、様子見のためにはやってきたが、子作りはやらなかった。


そのツバメ、やはり個性があって、今年のツバメは巣作りは一切なし。

以前のそのままを利用している。

孵化した卵の殻も、巣の下に捨てるものや、外にでて捨てるツバメやそれぞれで、

観察していると実に楽しい。


タダ、ツバメはそんなに可愛い顔をしてはいない。

鷹や鷲のような猛禽類の顔をしていて、じっと、人間を観察しているのだ。

どんな基準で巣作りするのか、一寸知りたいところです。


写真 ツバメの卵の殻と、鶏の卵


 
今日の一客


先日休みを利用して娘の住む愛知県まで出かけた。

デザイン事務所に勤めるその娘は、高校生ほどにしか見えないらしく、

カードを利用する際に身分証を求められるそうだ。


ぼくも髭を生やしてからは問題なくなったけれど、

東京にいた頃、補導員という人々に路上で押さえ込まれたことがある、25のときだ。

まぁ、このブログを見る人はそんな経験もないだろうから分からないだろうが、

これがまた、すれ違いザマ、あっという間もなく両腕をつかまれ、

正面を二人の男女が固め、後ろを見るとそこにも一人、一組男女5人。

水戸黄門じゃないけれど、警察手帳のようなものをかざし『怪しいものではありません』ときた。


つまり、どんなことをしても逃げれないようになっていて、

よくテレビドラマなんぞみていて、『あんなものじゃないのに、、』と思ってしまう。


『失礼ですが、おいくつでしょうか???』

それが今の娘に起きているようで、、、可笑しい。

それがプラスに転じる頃、何時しか誰も相手にしてくれなくなる。

ああーーーさびしい話。


さて、今日の一客

色絵の皿と、染付けの皿 寸法は五寸。下はうらの図



さて、さて、
『バキッ!!』と音がしたので、

レントゲンを撮ってみると、

どうやら、『折れてますね、、』と。


さて、これをどうするか、、

『まっすぐだといいんですがねぇ、』

『でも、斜め向こうに深く折れていれば、、、』

『抜くことに、、』と言う。


『すみません、来月にしてもらえませんか・・』

宿題は、先延ばしになった、ふぅ〜〜〜


今日の一曲





 
色絵万暦(倣)龍文蓋付碗


色絵万暦(倣)龍文蓋付碗

寸法: 口径12cm  高さ7cm 全体の高さ9.5cm




 
夢の中で



河骨文兜鉢

先日、うちの庭で睡蓮が咲いた。

この器の文様は古伊万里の皿の見込みに描かれていたもので、

ちょうどこの季節に、と租借し作った。



河骨は睡蓮の一種で花期は6月から9月ごろ、と言われている。

以前、我が家に蓮があったとき、

『蓮は、開花するとき”ポンと音が鳴る』と言われ、

それとなく調べてみたところ、、、、

マイクに残されていた”ポン”という音は、『カエルが水に飛び込む音』と分かったそうな。

真実は知らないほうが、夢があると、、、(笑)



さて、睡蓮は夜になるとどんな『夢』をみるのでしょうね。

最近僕の見る夢は、、

焼き物を作っている『夢』で、、、



『夢』ではとてもいいものが出来ております。

残念ながら、それは『アップ』できない(笑)
箱をみれば、、、



『箱』をみれば、、

その『中身が分かるものだ』、とある男は言った。


『家』をみれば、

そこに住んでいる人の資質が見える。


さて、『作品』をみると、

その作り手の生き方がわかる。


すると、アーティストは、

その生き方も芸術的でなければいけない、のかな。



写真:麦藁手汲出碗(のつもりだったけれど、先付けとしても使われているようです)

 
紅安南小鉢


デザイナーの仕事は、まずデータを集めること、

そこに自分のイメージを織り込んでいく。



久しぶりに、ヤフーのオークションサイトを覗いてみると、

『白南京』という名の白磁の皿が載っている。

白磁の面白いものが出品されると、自動的にパソコンに情報が入るようにしてあるため、、

その『白南京』とやらを観てみるが、、、、



『白南京って、聞いたことある??』

細君もはじめてだと言う。

きっと、『造語』だろうと、サーチエンジンにかけてもでてこない。




う〜ん、『贋物』くさかったけど、、、資料的には興味が沸いて、

5,000円までいれてみたところ、それ以上で買う人がいて、、、

こればかりは、『ご縁』だからと、あきらめたが、

いるんです、僕のような『同類』が・・・


割れていても、インチキでも、手にとって観たいという虫が疼く、、、

『陶芸』という、不思議な世界。


今日の一客: 紅安南の文様を芙蓉手の器に織り込みました。



追記、

その後、『白南京』について調べてみると、以下サイトがありましたのでリンクします。

http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%99%BD%E5%8D%97%E4%BA%AC&aq=-1&oq=&ei=UTF-8

 
薪の日々


ぼくのところでは、薪づくりのために原木を一年ほど野積みしている。

一年ほどすると適度に木の水分が抜け、薪割り機で薪にする。

それを、棚に組み乾燥を促す。

それから一年ほどすると『熟成』した立派な薪になる。

楢の木は、さしずめフランスパンの香りがする、ほんとうの話だ。



昨日、村で薪の世話になっているAさんがやってきた。

軽トラに積まれた桜の原木、、

桜は薪としての性能からみると、楢やケヤキのような火力はない。

ただ、、、その薪を燃やすとその桜の香りが部屋を暖かくする、それが好きだ。



『何処に下ろす』と、Aさん。

『その辺りで、いいですよ』と僕。

『そこじゃ、まずいだろう』



Aさんによると、その辺りの土の上に置くと原木に砂がつく。

その砂が『チェーンソーの刃を傷める、』と言うのだ。


薪をつくる、ということでさえ、細やかでたしかな職人魂がみてとれる。

自分にはないその資質がぼくには”新鮮”だ。



写真:白磁まめ皿 ある企画会場で香立ての受け皿として使われることになった豆皿とその箱。

実際の香を立てるモノはぼくの頭の中に原案として存在する。

『赤富士』になるか、『菊の花芯』となるか、、、

はっきり言って、考えているつかの間の楽しみ。
鯰形向付


このところツバメが抱卵しているようで、

その巣から羽がチョコンと見える。

今年来たツバメは何処となくシャイで、その上自分で巣を作らない。


ま、それはいいけれど、このナマズ向付、

そのツバメの尻尾ににているようで、、、(あれは尻尾とは呼ばないかも・・)


さて、この夏もお料理やさんの依頼が入り、、、

『おい!そろそろ自分の形を作らんと、、』と、Sさんから叱咤されそうです。


写真: 魯山人写しナマズ向付