.....お問い合わせ.....

メール cha-two@mail2.kagacable.ne.jp
<< May 2015 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
良い仕事、、


古い焼き物の世界では古伊万里が絶頂で、一時の古染の勢いのように隆盛をきわめている。

久々のオークションで手に入れた古伊万里白磁百合形向付。

かなり薄い造りで、やはり『打ち込み』

今だったら、オイラにも作れるけれど、

良いセンスしてるなぁ、、、と、机上に置いてみた。

あ、そうです。

割れているから、買えるのでして、、、

まともなものを買っていると、、、もう既に、破産しております^^:
人生が二度あれば


十年ほど前、この村を豪雨が襲った。

この村にある一本の川、その川底を流木が洗った。

どうやらその川底は『陶石』でできていて、

砕いた石を焼いてみると、、、『青磁釉』となった。


『青磁』というのは、それはまた一つの陶芸の表現方法であり、

僕は京都で、その『青磁』をやっている陶房で修行した経験から、

一時ほどの熱は冷めていた。


『これはどうや・・』

大阪のお世話になっているSさんのコレクションを見ながら、

その伊万里の『青磁』に、

Sさんも『青磁』を蒐集するのかと、ふとあの自分の住む川底で焼きあげた器を想いだした。


写真:上、白磁輪花四寸皿 下 三谷青磁陽刻五寸皿


若者・よそ者・馬鹿者



島根県の海士町が今注目を浴びている。

村おこしや、町おこしには三つの大切な『モノ』があるという。

それは、『若者・よそ者・馬鹿者』だそうだ。

さて、私が住むこの村にはどれだけの『モノ』があるだろうか、、



海士町の資料はこちら、

http://www.soumu.go.jp/main_content/000063232.pdf#search='%E6%B5%B7%E5%A3%AB%E7%94%BA'


 

薪づくり


田舎暮らしの楽しさは、その暮らしを経験しなけりゃ分かんない。

もちろん、都会暮らしの気楽さも、その都会に出かけなきゃぁ、、、分かんない。

ただ、田舎暮らしの大変さは、(北陸ではという前提で、)

都会生活者にはまず、無理だろうなぁ、、、冬がね。。


二年前に倒した銀杏の樹を愈々この夏までに薪にしようと思っている。

この冬に試しにくべてみた銀杏の薪、

薪ストーブのおかげもあって、特にニオイに気付くこともなかったし、、、。

さて、仕事の合間に、、、

これも一仕事ですが、薪づくり。



そうそう、、、追記します。

我が家においでになるお客さまは、この薪を見て、どうやら薪ストーブの薪だと考えないようで・・

『窯はどこに、、』とよく訊かれます。

たしかに、この10トンほどの薪をみれば・・無理もないことですが。


実質、40畳ほどの部屋を暖めるためには、これほどの薪は必要なのです。
銀杏の薪



染付網目小鉢 (口径 約10・7cm)




昨年のその前の年、秋に庭にあった銀杏の大木を伐った。

おおよそ樹齢60年のその大樹、二トンほどを今年は薪にしようと思っている。

薪は焚きつけるとその実とおなじ香りがする、

銀杏はギンナンのニオイになるはずで、、、

きょう、その木を乾かしたものを嗅いでみると、甘いミルクの香りがした。

さて、今年の冬は、ミルクなのかギンナンなのか・・・

それが楽しみでもあり、不安でもあり、、、


今日の一客 染付網目文小鉢、

あるお料理やさんで『飯碗』としてお使いいただいており、

見込みには写真では分からないが、小さな凹みがあり、ワンポイントになっている。

 

高台は兜巾。


●忘れていました、、

作り手は、向付というつもりで作っております^^:

 

色絵向付


昨日は大阪のSさん宅に伺う

『そろそろ、自分のものを作らんといかんで・・』

ああ、また、、^^:

さて、その切り替えのヒントを頂きながら、

今日の写真:色絵向付

まだまだ、切り替えはできておりませんが。。
ナビと太陽コンパス
さて、今日は大阪・加賀間を作品の納品のために往復・・

実は僕は高校生のとき、メッセンジャー男子として荷物を運ぶアルバイトをしました。

そりゃ昔のことですし、免許もないですから自転車の荷台に背より高く荷物を載せ配達したものです。

ですから、ぼくの脳の中に『太陽コンパス』が入っており、走っている車が今どの辺りにあるのか、おおおよその見当がつくのでした。

あるときから、車にナビがつくようになります。

すると、、、ナビと太陽コンパスがバッティングして、困ったことが起こるのでした。

まず、目的地に着かない。

ナビを頼りにしていると、違った道を走っている。

つまり、車窓の風景を見ていないので、おなじところに行くのにも、おなじ間違いを何度も繰り返す。

いえ、それは”老化”とも違うのです。

そんな訳で、往復8時間の納品の旅がやっと終わりました。

今日はそれで、写真はありません。

また明日をおたのしみください。では・・・・
跡取りのために


ものづくりの仕事はおおむね厳しい。

とくに陶芸という仕事はいまでは3Kに値する。

私には娘がいるが、『焼き物は嫌い!』

と、みてくれの良いデザイナーの仕事を選んだ。


さて、今日の写真、

色絵花籠文四寸皿


あるお料理やさんの跡取りのために、今の亭主が注文してくれた小さな器

そこには緑の葉に跡取りになる子息の名前が隠し絵のように描かれている。

小さな器に大きな期待を込めて、ご注文いただいた一品


.......................................................................


いつも、わたしのブログを覗いていただき、ありがとうございます。

きょうは、このブログのタイトルとは違いますが一曲、、

smile-nat king cole



 
薪屋敷


田舎暮らしでたいへんな事は、冬をどう乗り切るか、に尽きる。

『フジサワサン、薪ストーブは何個あるのですか?』と、マジに訊ねる人も居るくらいだ。

薪が潤沢にあると、心も穏やかになる。

今年は、原木を買わずに済みそうで

季節も良くなって、後は仕事に励むだけ♪




 
白磁輪花蕎麦猪口


最近、めっぽう酒に弱くなった。

でも、よくよく考えてみると、、、

ぼくは生来、甘党。


子供の頃、父の土産が楽しみで、

その殆どが『アンコ』系だったなぁ、、

それで覚えているのが、金つば、どら焼き、田舎饅頭、大福、羊羹、おはぎ、ぜんざい、それに、あれはなんていったか、、そう最中。

まぁ、思いだせばきりのない『アンコ』の数々・・


そんな『アンコ』にも好みがあって、娘は『コシ』細君とぼくは『粒』

遺伝はしないらしい・・


で、今日の写真;餡蜜の入った白磁輪花蕎麦猪口

撮影が終わったら、冷蔵庫で冷やしていただきます♪