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日々是好日


この加賀市にも水泳教室というものがある。
午前中、膝の診察があるのでその前にプールで泳ぐことにした。

『きょうは教室があるの?』と、まず受付の女性に訊ねる。
『ハイ♪おばちゃんばかりの・・・』

で、30人ばかりの女性たちの楽しそうな声がプールに響く。
これが結構社交場と化し、彼女たちには週に一度のサロンとなっている模様で、
どうやら、どこかで見た覚えのある方もいて、華々しいのであります。
(ちょっと、うらやましー)

そんななかに、男が一人。
『おばちゃん』達にも相手にされず、独り混ざってござる。

実はぼくも水泳教室の門を潜った一人で、数多くの女性(おばちゃん)の中での独り身の切なさ、寂しさを思い出しました。
なんたって、プールは相手もこちらもみんな『裸体』に近い。
そのうえ、不思議と教室に男は居ない。
目のやり場にも困る。
『お兄さん、こっちにいらっしゃい♪』といわれても、、、
ぼくは『水泳』
あちらは、『サロン』

さて、泳ぎになると、『お兄さんから、、』となる、必ず。
そりゃ後ろから男が泳いでくるなんて、『信じられな〜い』訳で。。。
しかたなく、教えられたばかりの泳ぎに、といっても、やっぱり他人の泳ぎも見たい。
それができない。

『お先にどうぞ♪』などと言えば、
『あら、ホホ、H。』なんてなことに。

あの『おじさん』、『おばちゃん』達と仲良くなれるかなぁ、、、と、そんな教室のことを想い出しながら泳ぐのでありました。

余計な心配ですが、はは。

膝のほうはもう良くなっているようで、まぁ、ひと安心のようです。

(この内容は金曜日のものです)

今日の一客 : 古染付写更紗文七寸皿
古染付更紗文七寸皿(倣)


更紗文七寸皿、明代古染付けの写しです。

さぁ、、『写し』としては上手く焼きあがったとおもいますが、


当時、明代の陶工や陶画工の表現力、企画や販売を含めた国家的な取り組みがあったのでしょうね。

10数年前、この『本歌』を手にとって見せていただいたのですが、それはそれで、もうすでに『出来上がったモノ』でした。


この器には『本歌』にはない陽刻を施してあります。

多少は『遊び心』を加味させていますが、、、

『本歌』がなければこの器は出来上がらなかった。



祥瑞五寸皿



いよいよこのところ寒くなってきた。

薪ストーブライフもあの薪集めの”過酷”な日々がやっと報われるようだ。

その反動というか見返りは、何もその暖かさだけではなく、予期せぬ腰の痛みであり、膝の痛み、、

う〜む、まだ歳にゃ負けてらんねぇ。


て、ところで、今日の一客   祥瑞五寸皿
芙蓉手染付鹿文五寸皿


ひさびさに窯があがった。

うちは電気窯で、表に電気のメーターがある。

そのメーターの前にもたくさんの薪を積んであるので、

検針する人が困るだろうなぁ、と思っていると。


あるときその方がお見えになった。

自動車から脚立の様なものを運び出し、しっかり検針されたとか。

検針員とはいえ、結構大変な仕事のようで、、、


むかし、ぼくもそのアルバイトに応募しようとおもっていたところ、、、

『ダメデス、電気料金を完納してからです!!』と。



写真:芙蓉手染付鹿文五寸皿
風を読む


『風を読む』は毎週日曜日、関口宏氏が司会する冠番組である。

さて、その『風』とはどんなものか、

じつは、ぼくはその姿を見たことがある。

稲穂の上を走るような風、谷間を通り過ぎる風、

風は丸い姿をしていて、直径も10mほどある。

そんな姿を見ていると、『風』にだって意志があるようにも思える。

だって、なんだか、怖いなぁ、、、と。


ぼくは焼き物を焼いて生活をしてきた。

このところ世の中が変わったようで、その見えないはずの『風』を読むようになった。

時代も変わりつつある。

ぼくたちが育ったその時代も『風』に翻弄されているようだ。

きょうは金沢の箔やさんから金、銀の『澄』が届いた。

新しい仕事のために、、


写真:金澄・銀澄(陶磁器用)

澄(ズミ)とは金を1000分の一ミリから3ミリほどの厚みにしたもので、所謂『金箔』のようなもの。
金箔は10000分の2〜3ミリメートルですから、陶磁器に焼き付けると、箔は下の釉薬に溶け合いその形、色が失せてしまいます。

むかし、友人の蒔絵師がぼくの窯で『金箔』を陶磁器に焼き付ける技法を試験していましたが、箔下漆で焼き付ける場合は、ズバリ250度。ちょうど、薪ストーブで薪から燃焼ガスがでてくるのもこの温度。ですから、『漆』を使わないでも金箔の焼付けはできるかも、、、です^^つまり『炭化』して焼きついている状態。あくまで、『自己責任』で。
ブリ起こし


夕刻、雷がなる。

この辺りではこれを『ブリ起こし』と呼び、冬の訪れを表すそうで、霰も降ってきたようです。

薪ストーブの生活もいよいよこれからで、いままで集めに集めた原木を薪にした量、約10棚ほど、もっとあるかな。(おおよそ10トン以上)

楢やケヤキ、栗や柿、杉や楓、桜にクルミ、いただけるものは何でも薪にして、、、

そういえば、うちの庭に生えていた銀杏の大木も先日試しに焼いてみました。

薪は基本的にはその実とおなじ香がするようで、以前燃やした梨の木は甘い果実の香りが部屋一杯に。。

心配していた銀杏は乾燥するとそれほどでもなく、よく燃えるようです。

環境基準が厳しくなり街中では焚き火をすることも法律で罰せられることになり。

一トンの木を捨てようとすると、こちらでは一万ほど掛かるようです。

そんなわけで、『貰っていただけませんか』と、大きなトラックで運んでいただけることも。

先日も、知り合いの大工から電話が入り、『原木があるんやけど、、』と。

桐や桜、柿などいろいろ混ざっているけど、4トンほど。

さて、我が家も外観では薪家なのか陶家なのか、、、


寒くなってまいりました、季節の変わり目、皆様お体をたいせつに。



写真: ヨツール F8DT もうすでに廃盤となったレアもの。様式は『アメリカがイギリスの植民地だった時代の建築様式を模したもの』、だそうで、あと、30年でも40年でも使えるはず^^まぁ、おいらがそれまで命があれば、の話。
『なめこ』の日


晩秋になると、庭になめこができる。

ことしはこの村のAさんにもらった桜の木にドサッとこの通りで、、

『なめこ』の収穫は数日で終わる。

この『なめこ』よく洗って冷凍保存しておくのもいいけれど、

茹でて大根おろしってのが『定番』かも、、


以前はこの里山にも『杉茸』という白いキノコができたが、

(これも和えて喰ったが)

なぜか『毒化』して、食さないようになった。


自然って、いまだによく分からない方式に従っているようで、

この『なめこ』も毎年決まった日に収穫できるのが不思議、、