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残暑お見舞い申し上げます。


残暑お見舞いもうしあげます。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

こちら石川県加賀市の山の中、ずいぶん涼しくなってまいりました。

昨日は、遠方からお客様があり、私の仕事場、仕事の種類、その他、ロケーションなど、取材を受けたようでした、フランスの旅行会社さんです。

蜂の巣に興味をもたれたようで、、、

『ニューヨークのビルの屋上でも飼われています』と私。

『はい、よく存じて居ます』

どうやら、ミツバチは世界のあちこちで人気のようです。

『でも、これは世界でも初めての試みですね♪』旅行会社の女性。写真をパチリ!

こういった事は、自身で語るとそれほど効果がないのですが、分かっていただくと、さすがに”うれしい”♪

さて、はじめての試みをこのブログで語ることは出来ません。(相棒に無断ではね)

今日はそのミツバチの巣を扇風機で乾かしているとトンボがやってきて、なんどもその扇風機と睨めっこするのでありました。

トンボの下に写っているのがその巣、回転しています。


涼しくなったとはいえ湿度が高く仕事は遅れ気味、申し訳ありません。
九谷の白

白九谷輪花蕎麦猪口 


ショボン


初期伊万里に同形のものがあり写したものです。

『輪花だから使いにくいだろう』と思われますが、まったく気になりません。


 
白九谷陽刻七寸カレー皿


白九谷陽刻カレー皿 七寸

『カレーの器がほしい』というお客様がおいでになり、つくった器。

カレーはその香辛料に含まれる物質が脳によく作用するといいます。

『薬膳』としてのカレーがネットでも販売されているほどです。


ショボン


そのお客様は脳に障害が
あり、そのカレーを召し上がっていたそうです。


ショボン


『カレーお好きですか?』と問われ、、、、

しばらくすると、味わったことがないカレーがとどいた。

その返礼につくった器です。


ショボン


陽刻のモチーフはガンダーラ仏の螺髪。

器の大きさは七寸。


ショボン



たかだか『器』ですが、そんな『器』でさえ、物語があります。
染付芙蓉手鳥文七寸皿


『おーいこれなぁ、、』

10枚の芙蓉手の皿を並べてみると、それぞれ違う図柄が。


Docomo1


今日はその一枚。
ミツバチのお家


今日の器は『蜂の家』

ゆう★


蜂はその家で生まれ、育ち、そこから蜜を求めて飛び立つ、

ミツバチのその飛翔半径は約一キロといわれている。


ゆう★


自分の帰ってくる家が遠くからでも目に付くように、チェッカー・フラッグにしてみた。

もちろん、ミツバチの気持ちになって、、、


ゆう★



その働き蜂の寿命はおおよそ30日ほど、なんとなく切ない。



 
染付市松文四方小向


染付市松文四方小向:口径7cm 高さ5cm



風



ミツバチを捕まえる、といってもこれがナカナカ。

ただ、しかし、そのミツバチの蜜を入れる器を作るのがぼくの宿題。




風



さて、これからが『大人の遊び』となりますかどうか^^



風



ところで、何故『チェッカー・フラッグ』なのか。。

6角形ではないのか、、、

それは又。

 
染付コウボネ文小鉢



『実は、、夢枕におばあさんが立ちまして、』とミツバチ仲間から電話が入った。

彼によると、それは二夜連続して起こり、、、

『ミツバチを殺さないで、、』と、哀願されたという。


僕のご先祖さんの近くにあるその墓には推定一万匹は下らないミツバチの巣があってぼくたちはそれを生け捕りしようともくろんでいるところだった。 

墓は幕末から明治にかけてのものらしく墓碑によると、この大聖寺藩の御殿医に繋がりがあることが分かる。
墓石には縦におおきな裂け目が入り、その隙間がちょうどヤマトミツバチにとって都合のいい出入り口となったようで、昨年からそこが棲みかになって困っていると、住職が言う。

その住職の許可を得て、『ミツバチバスターズ』たるわれ等の出番となったわけで、、、水攻め、排気ガス攻め、打音攻め、振動攻め、兵糧攻め、と考えるだけのことをやってみたが、、、敵もさる者。。。

『へぇ〜〜〜よく分かったねぇ』
ご近所の二階にミツバチの巣を見つけ、その主にいきさつを聞いてみると、当初『玄関の床下に巣があった』らしく、『バルサンを焚いたら逃げて行った』ということをヒントに、、、そのバルサンを買い込んだ。

いざ行こう、という段階で問題が起こった。かれは『夢枕にばあさんが立ち』が、ぼくは5寸の錆びた釘を踏んだ。
不注意だといえばそれまでだが、それが一センチ余足裏を突き刺し、たいそう腫上った。
病院に行くと、『今が一番わるい』時期らしく、点滴や抗生剤のお世話になることとなった。
つまり、蜂どころではなくなり、プールはおろか風呂もシャワーも暫らくだめだという。

『それで、、、その夢枕のばあさんは何時ごろ出ました?』と、僕は聞いてみた。
『で、色は?』
『背景は、顔は・・・』
『男では、ない。』
『う〜む、それは夢ではないかも、、』
つまり、”ホンモノ”、、

『これは、やめたほうが・・・』

興味は尽きないのであります。
足は順調に治っているようです、まだ穴が開いているようですが(^^;

そういえば、あれから『出たかどうか』聞いてなかったなぁ。。。

件のミツバチは、そんなことはお構いなく墓の周りを飛び回っている。



写真:染付コウボネ文小鉢

白九谷陽刻五寸皿
 

器にとって必要なことは、『用の美』なのでしょうが、

この写真はその体をなしていない。

盛られているのは粘土の塊。


さて、その粘土、

ビスケとは『素焼きの陶器』だったと記憶していますが、間違ったらごめんなさい。

たしか、ビスケットの語源はこちらからと、


さて、そのビスケットにもカオリンという陶土(粘土)が入っているとか。

つまり、日々粘土を喰っているという。


写真:白九谷陽刻菊文皿 15.5cm