時間
2013.10.23 Wednesday
男の子がある年齢に達すると、
ナイフをその男子に贈る慣わしのある民族があるそうだ。
ぼくは人に貸さないものがある、
ナイフや刃物、最近ではチェーンソーなどもそうだ。
それはその使い方によっては人が傷つき、自らもその犠牲になることがあるからだが、
肝心のその切れ味が台無しになってしまうことも一つの要因かもしれない。
この村のAさんが、『アンちゃん、これ使え』 と、 頂いたのがこれ。
綺麗に砥がれた斧である。
人と人の繋がりは、それなりの時間が掛かるものなのかもしれない。
この村に来て20年ほど経った。
まだ、『アンちゃん』 と呼ばれているが。