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宍道湖八珍


一年ほど前、名古屋で開かれた専門店さんのブースにおいらの”ナマズ”が出品された。その”ナマズ”が島根県の松江でお店を開いているギャラリーさんの目に留まり、、、

『宜しかったら、こちらで、、』 と、今日からおいらの作陶展が始まった、もちろんその”ナマズ”ももちろん出品させていただいた。

松江には石川県から車でおおよそ7時間、往復1000キロの旅。

話によると、こちら松江はお茶所で、老若男女、そのお茶の活動がお盛んだという。

今日はお昼ごろ、そのお店から電話をいただき『ナマズはご注文すれば何時ごろ、、』と。


『あのナマズですけど、、どうやって・・』 その筋のSさんに聞いたところ、
『あれはなぁ、、今の季節昆布で〆た肴をほんの少し載せてそのお茶の”気分”を味わうもんなんや』

ナマズは作り始めて2百匹ほど焼いたけれど、、、失敗や駄作、新作(錦ナマズ)を含めて見本を残し、お料理屋さんに全て引き取られた。

器は、『器のための器ではない』 と、おいらは思っている。
だから、お料理人はその季節の器を愛でるのかもしれない。

上写真はその松江にある宍道湖を曇り空のもと写したもの、、
その宍道湖には『宍道湖七珍』というのがあり、、、おいらの”ナマズ”を加えれば、、、

『宍道湖八珍』かな(^^)

おっと、忘れてた、、、

『納期は来月一杯ということで、、、』
百合の小向
 

百合の花、小向

お料理屋さんのご注文です。

さて、見本が届き、、、

『なかなか、いいじゃん、どこの作、、』 と思いきや、

おいらが昔作ったもの。

もうしばらくすると、この辺りにも山百合が咲きます。

納期は今月一杯、

まだまだプールには行かせてもらえません。

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      〜個展のお知らせ〜

     民芸の店 鷦(ささき)

☆ 日時:6月22日(土)〜28日(金)

☆ 場所:松江市末次本町22 京店通り中央

☆ 電話:0852−21ー2266
心配の種


就職の準備に帰省している娘と一緒にスーパーへ買い物へ、、

どうやら、来月から一人暮らしがはじまるわけで、、

『あ、お父さんのビールも、、』

その娘が買い物を済ませて帰ってくると、

『売って貰えなんだ』 という。

その娘も23歳になった。


忘れもしない、おいらが24歳のとき、あれは高田馬場の路上でのことだ。

急に数人の男女に両脇を押さえ込まれ、

『エ、何が始まったの、、、』

と思いきや、目の前に立ち塞がった男が胸のポケットから、黄門様のごとく、

『いや、あやしいものではありません!!』と警察手帳のようなものを突き出だしてきた。


ちょうど衆議院選か参議院選かの管理委員会のアドバルーンを揚げているときで、

ちょいと暇が出来たのでそのあたりをブラブラしているところだったわけだけれど、

おいらがどうやら家出少年に見えたらしく、その『青少年補導課』とやらに捕まった瞬間だった。


『何をしているのか』ってきくものだから、人差し指をビルの上に向けて、、、、

『選管の仕事ですヤン』と言うと、その5,6人の男女が一斉に上を見上げた。

つまり、おいらはあのアドバルーンの管理人で、今暇なのよ、というようなことをいったと思う。


その別れ際に、、、

『失礼ですが、今お幾つですか?』と尋ねられ、、、、

ク〜〜〜う、失礼な奴らだと、タバコをくゆらせながらその方々を見送ったことを思い出した。


もう長年生きてくると、いいことも悪いことも、『若く見えることに』含まれていて、おいらの場合は『若く見える』ことが焼き物修行に好都合だったかもしれない。

28歳の時、京都のある作家サンのところに修行に入るわけだけれど、あれが一見『オッサン風』だったら、きっと、今は無いんだろうなぁ〜と。

さて、その娘はどちらになることやら、心配の種は尽きないのであります。


今日の一客 染付筒湯呑
染付カラス瓜文皿


燕尾服って、あのツバメの羽の服ってことなんだけど

ツバメって、地上では歩くんですね。

鳥には二通りの歩き方があって

カラスやスズメはピョンピョンとホッピングする。

ツバメはチョコチョコ歩くようでとても可愛い。

今日の一客

カラス瓜文皿 

カラス瓜の名称はそんなカラスから由来したそうだが、詳しくはネットで・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%83%AA
四人展、ありがとうございました。
 

一説によるとツバメの最高速度は200キロに達するらしい。

おいらの家の土間にそのツバメが雛を育て棲んでいる。

玄関にロクロを置いて仕事をしていると、そのツバメと鉢合わせになることがあって、

頬の辺りに風圧を感じる刹那、ツバメの親がおいらの顔の辺りを横切ったのが分かる。



ところで今日の器、古染付祥瑞捻子松竹梅文菓子鉢。

う〜ん、鉢というか、皿というか、、、ま、皿鉢としとくか・・

さて夏なのに、梅にウグイスとはこれ如何に(^^、


寸法は右の如く  口径:22cm 高さ:4cm
土夢さんへ
染付輪花菊形小鉢
 

菊文輪花小鉢

この器は打ち込みという技法で作ったもので、、、

専門店さんの依頼です。

口径;四寸六分 高さ:一寸四分
鯖寿司


菖蒲湯のまつりがあって、鯖寿司の差し入れが、、、

緑に埋もれて、、、どれが寿司なんだか、、、、、

器 折り紙手竹にスズメ文七寸皿
寒天
 

最近ではフノリを食するようですが、あれ陶芸では釉薬の沈殿防止のため使っていたもの・・

もともと海草だから、喰えなくは無いだろうが、あれで『トロミ』のでたスープなんぞ、如何なものかと感ずるのであります。

同じ海草の仲間、テングサでつくった『寒天』、細君の実家に近い恵那市が名産地だとか。

海で取れたものが山の中で生産される。

もちろん相当寒いからなんですが・・・

これにアン蜜を付けて、結構旨い。

甘党ですから(^^)


下、器の高台、二重高台になってます。

金澤4人展


今日は3時から一気に4人展の準備でした。