『リフォーム』 辞書によると
手を入れて改良すること。作り直すこと。多く、洋服の仕立直し、建物の改装などにいう。
さて、この器、さるお料理屋さんが戦前から使っていたもの。
中央、見込みの色が飛んでいるのは撮影の結果ではないのです。
長年使って、使いまくって赤絵が剥げた状態なのです。
これを 『何とかならんかしら・・』
実は、一度使った器には様々な油が滲みこんでおり、これを素焼きの温度でやくと・・
その結果はそれは酷いことになるのです。
でも、本焼きで焼くと、どうなるやら。。。
(水気があると水蒸気爆発します)
お預かりしたのはそのためなのですが、この赤絵を本焼きで焼くと
薄い鉄さびになることは『経験的』に分かっているのですが
もう少し、剥げていれば、同じように色絵ができるのでしょうが。。
あれやこれや考えながら¥¥¥
これは、新しく作ったほうが、、、イヤイヤ、『安く』はつかないでしょうが。。。
複雑な気分なのです。
『もったいない』 ネットでサーチしたところ
「2004年のノーベル平和賞を受賞したケニア副環境相、ワンガリ・マータイ(Wangari Maathai)さんが2005年2月の来日の際に知り、世界に広めようと呼びかけている日本語」
だそうです。
「新しく作ったら幾らでできる??」
「はい、見本を作ってみます」
良い器です(造りは鍋島様式です)、この際、、、新しく作ってご注文いただきます(^^)
この器はおいらが頂こうかしら・・「もったいない」ですからね。
裏はお見せできませんが草花文が三箇所、染付けで描かれています。
また、器はそのお店ではメインの食材が入ることで・・高台が高く仕上がってます。