魯山人の『鯰向付』
2012.04.28 Saturday
『それで、あれって、、、、本当に魯山人 でしょうか』
毎日眺めるうちに、、、実は。。
『あれはなぁ、その料理屋の先代のその先代やから、大正時代に仕入れたもんやからなぁ』
Sさんも内心、ぼくと同じ感想を共有していたようで、、、
『いろんな型があったと思うねん』 と。
これも同感。
『それにその当時魯山人なんて名前も知れなかったからなぁ』
それで、
『あの、オッパイのようなのは他のにもついてました?』と、ぼく。
『それがなぁ、わしも家に帰ってから気が付いて、、、あれは釉の溜まりとは違うやろ』
どんなに目を凝らして観てみても『恣意的』に付けられたとしか思えなく。。。
これも、きっと『遊び心』なのかなぁ、と。
その他の『ナマズ』ちゃんも見てみたくなりました(^^)
図録によると『染付鯰魚向付』の制作年代は、大正12年とありました。
その一節を引用します。
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1923年 40歳
美食倶楽部の会員増加。これより古陶磁への盛り付け方式を改め、食器を自分で製作することを考える。
夏、山代温泉の須田菁華窯へ出かけ都合4窯分の大量の製作をする。
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その須田菁華窯、細君の修行先でもあります。
職人さんもたくさんいらっしゃったようで(^^);
『4窯分?』そんなの一人じゃとてもとても。。。