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伊呂波の蕎麦猪口

この冬の大雪で右の膝を痛めたらしく・・
整形外科を受診せよと、内科医が言います。

レントゲンや、エコーで分ったことは、どうやら膝の裏に水が溜ってるらし〜
骨はダイジョウブと言う。
泳ぎも宜しいらしい。

でも抜いた水はタマゴ一個分くらい(^^;
ヒヤルロン酸とかってのを注射しますか、ってんで、、、もういいよ。

病院のある大聖寺まで約10分、アチラはもう春、コチラハ未だ雪の中。
お隣さんの窓がやっと見えてきました。

こんな雪でも、、来月の春分の日にはもう殆ど解けているのであります。
(雪が解ける・雪を水で溶かす・融雪。。。使い方があるようで。。。訂正しました)

きょうは窯詰めです。
『イロハ』の豆猪口も一緒に。
初めての器って、焼き上がりが楽しみです(^^)

時空を越えて

『時代が変わってきたのだから、ぼくらの作品もそれにあわせて・・』

『人はそんなに簡単に変わることは出来んぞえ』

『人は変わることが出来なくても・・着ている服装を変えることは出来る筈』

『フォーマルがだめなら、カジュアルで・・』

でも・・もう二十歳の感覚は取り戻せそうになく。。。

今日やっと届いた千年前のペルシャ陶器。

素材は二十歳どころか、、、もうミイラでアリヤす。

ペルシャの焼き物をチョッと自分なりに。

さて、どんな料理ができるやら。

ポップな仕事

最近わたしはバイヤーさんから依頼を受ける際、『ポップ』な雰囲気・・とよく言われます。さてポップとは=( 軽妙で洒落ているさま。大衆的で商業性のあるさま)と記されています。

先日、ギャラリーさんから電話があって、『フジサワサン香炉は作りませんか』とお問い合わせがありました。

で、以前作ったカボチャの蓋物をデザインしたものが・・コレ。
香道というものがあるそうで・・・調べてみると室町時代に完成された嗜みだとか。。。。

わたしの仕事、、、なかなかポップにはなりませぬ(^^):

図面、フォトショップで仕上げました。

下 現物です。




色絵吸坂輪花梅文三寸豆皿

輪花梅文吸坂三寸豆皿

この加賀市に吸坂と言う場所があります。以前、ぼくはその近くで窯を焼いていました。この吸坂にはむかしの窯跡があり、土を採ったところがありました。残念ながら今ではそれも埋め戻されたとお聞きします。

その近くでぼくはよく粘土を採ったものです。通常古い窯跡付近には粘土の他、焼き物に適した鉱物があるものです。水打ち粘土や黄土などがあります。その他、鬼板というものなど・・

細かな解説は省きますが、この器は水打を素焼きした後、施釉したものです。
ついで?に、このサビの部分に縮ったような流れが見えますが、これは施釉した後に備長の灰をパラパラっと振りかけたため出来た文様です。作者の感想を言えば・・もっとスッごくいい雰囲気を期待したのですが・・ま、焼き物とはこんなものです(^^);

でも・・動きのない平坦なものでは・・ツマンナイ(^^)

日本三名園のひとつ水戸の偕楽園では早咲きの梅が咲いたとか・・


今朝は以前ご紹介した筑城さんがぼくの依頼した骨董の割れたのを直してくれました。
焼き物は所詮割れるものです。
でも、漆で繫ぎ・・これは銀で仕上げたものです。

器は明代のモノと思いますが、はっきりとはしません。
コレもぼくの仕事上の資料ですが、銀で直してもらうと、なんだか使いたくなるので不思議です。

身近な焼き物が割れた、欠片が見当たらない、なんてことがありましたら、
こちらまで。。↓

  筑城康夫(蒔絵師)
      石川県加賀市山中町中田ホ−175−1
      電話 0761−78−4616


春はまだまだ

『雪どうやぁ〜』
知り合いから電話(^^)

陽射しは春のようだけれど・・・
まるで雪は氷のように固まったまま(^^);

梅に鳥、いやいや、、、梅の蕾もまだまだ
虫は冬眠中 

先日窯から上がった染付花鳥文五寸皿アップしました。

器は季節を先取りしなくっちゃね。
もっと 『はやく、はやく』 llllll。  ですね(^^)



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赤絵梅文三寸豆皿
 
そろそろ梅の開花の便りなんぞが聞こえて来そうです。
写真は赤絵梅文三寸豆皿。

赤絵の赤は弁柄(酸化鉄)の色です。
いい赤を得るためにはこの弁柄のいいものを求める必要があります。
つまり、調合ではないのです。
(もちろん、調合によって色見は違ってきます)


私の知る限り、むかしは岡山が原産だったと思います(勘違いがあるかもしれませんが・・)
この弁柄は硫酸鉄を素焼きの皿か鉄鍋に入れて、煮炊きをするように火に掛けシャモジでかき回します。(以前七輪で焼いたことがあります、半日くらい掛かりました)

硫酸鉄は美しい緑色をした物質ですが、次第に硫酸分が揮発し鉄色を帯びてきます。その美しい赤色を得るためにはその止め時が大切なのです。





赤絵梅文三寸豆皿の高台






このようにして赤の色を得るのですが、今お話したのは昔の(一昔としておきます、いまだにこのようにして弁柄を作っているところもあるのですが・・)やり方なのです。

時代が変わり、こんなに手間隙掛けるようなしごとをする窯元も少なくなりました。桃山の技法が忘れ去ったように、技法そのものが風化してしまうのでしょう。

わたしの窯だって、そんなことをしていると出来上がった器を幾らで売れるか分かったものではありません。それが時代なのです。

出来上がった赤の絵の具はお茶を利かして硝子盤の上で磨ればするほど、美しい色に変わっていきます。窯元では赤は金と同じくらい貴重なものなのです。


梅の花が描かれたものが『ニブ』と言うものです。絵の具はガラス板の上に置かれてます。産地によって、その使い方も違いますが、ガラス板の代わりに乳鉢が使われるところもあるようです。出来上がったものはもちろん違いが出てきます。

大量に一定の生産が求められるときは乳鉢に・・硝子板はさしずめ、油絵で使う『パレット』のようなものです。その時のキブンで色が変わります。ふたつとして同じ物が出来ないというわけです。

でも、わたしは思うのです・・・そんな時代もなくなるのかな、と。ものの価値が変わってきているからです。つまり、求めるお客様がいなくなったのです。

この写真は、今窯から出たばかりのものを撮ったものです。ですからチョッと暖かい(^^)
色絵安南台皿

蕪(かぶら)はその白さゆえ冬の季語となっているようです。また同じ蕪科のすずなは『春の七草』のひとつに数えられています。こちら石川県では、冬に入ると麹につけた鰤(ぶり)を蕪に挟んだ『かぶら寿司』が有名です。(酒の肴に絶品ですよ(^^)

そういえば・・最近トンと縁が無い(^^);

昨夜、プールからの帰り道・・・きっと満月だったのでしょう。暗闇に停まった車からカメラを構える方がいらっしゃいました。

「『やりたいことがある』という人を引き止めることは出来ませんね」 と言われたと娘が言います。さて、娘がしたいこととは・・わたしは聞かないことにしております。このところ、無口だった娘も途端に元気になったようです。旅立ちがいつになるのか、、、ああ、ぼくにはこの気持ち、よく分かるなぁ〜〜

早く暖かくなればいいのですが・・・こちらは『氷の世界』そのものです。

下。この加賀市に来たとき『須田菁華窯』さんの店先に並んでいたアンナンの色絵台皿をどうしても手に入れたくなり、タイマイをはたいて手に入れたことがあります。さくらの花弁のように美しく華やかなものでしたが・・・後年、その本歌をオークションで発見。はたまた、コレを手に入れたのが、、『骨董』に嵌った最初でした・・・

この器、お料理を盛りつけることはありませんが、わたしの枕元にそっと鎮座しております。本来の用途は仏器だったのかもしれません(^^;*チョッと複雑。。。

(上写真: 染付蕪文五寸皿)

 

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古壷

わたしは、所謂古民家に住んでいます。おそらく百年以上経った建物だと想います。雪国の家は柱も太く、むかしは三世代が同居していたものと想われます。ですから、玄関の土間、その次の囲炉裏のある20畳の部屋、そしてその奥の仏間や床の間など含めると1階だけで60畳以上はあるでしょう。

もともと、都会生活者のわたしは、奥の部屋を殆ど使ってこなかったのです。が、昨年ふとした事からこの部屋に自分のベットを置くことにしました。でも、周りは箪笥や机、失敗した焼き物の物原と化していました。早く言えば物置でした。

今から5年ほど前に、ここをフローリングする予定で買い込んだ床板があります。それでこのお正月、それらの殆どを次の部屋に移し、スッキリした10畳の部屋が出来上がりました。昨年の冬はこの部屋の床板を剥がしてストーブにくべようと考えたほど痛んだ部屋でしたがすっかり綺麗になりわたしの寝室となったのです。

昨夜、娘が久しく声を掛けてきました。『お父さん、今の会社を辞めようと思ってる』らしいのです。都会で働きたいと申します。わたしもむかしは独りで都会生活をしてきました。もう21歳ですから・・

今朝、明け方です、枕元に置いたカンボジアの小壷が朝日にシルエットがステキでした。わたしは資料として骨董を買い求めることがありますが、これはわたしのホンの物好きとして買ったものです。器はカンボジア出土の掘り出し物(発掘品)です。 ときには早起きもいいものだと感じました。娘の春はこの3月からでしょう。さて・・・『いいよ』とは言いましたが。。。
さくら川向付

毎日雪の世界を見ていると・・色の付いた世界にあこがれるんだろうなぁ〜。
古九谷って、、こんな想いから生まれたのかなぁ。。。
イヤイヤ、それはワカリマセンが・・・

今回の『花筏』丸い向付も作ったのでした。
こちらは普通の『さくら川』、さて器って取り合わせの世界。

大があり小が生きる。丸があり四角が映える。
なんて考えながら、、、写真を撮っておりました。

今日も泳ぎに行きたかったのですが。。。
もう完全に肉離れのようになって・・
さすがのわたしも『ギブアップ』ですww

あ、下の写真。
呉須絵の世界。
なんたって、零細家内企業なんであります。

 
染付花筏文編み笠向付

昨年暮れから降り続いた雪。想わぬところに影響が・・・
右足が大きく浮腫み・・
雪かきで足にストレスが掛かったようで。。。
(ストレス骨折なんてのもあるらし〜)

もしや、心臓に負担が、あるいは静脈瘤が・・と医師も調べに調べ・・・
とくに内臓に問題が無いとわかり・・ホッ♪
整形外科へ行けという。 
ま、所詮骨に異常があるわけでもなく・・泳げるわけで(^^)/
貼り薬を頂いて帰ってきました。

さて、家に帰ってくると・・
窯の蓋が開いて。。。
向付、焼けてオリヤした(^^)


まぁ、上手いもんです。
この出来上がりを見て・・
Sさんに電話。。。

いかに手間が掛かったかを電話で話し、値段をもう少し・・・『上乗せ』 頼み。。。。
さて、本日見本発送です。

採用されるといいんですが・・・チョイ、シンパイ(^^);