焼き物やの暮らし
2010.05.31 Monday
この仕事をする際、晩年の母が『焼き物で食べていけるのかどうか』と父に話しをしていたそうだ。 もうすっかり、ボケてしまっているとばかり信じていたわたしは、最近その母の言葉を重く噛みしめている。どうやら、ボケていたのはわたしのようだ。
わたしの妻の実家というのが数百年続いた窯元、その窯元でさえ『こんな調子』なのだそうだ。先日もわたしの金沢の友人曰く、『本来焼き物やはこんなもの』だったそうで、今までがおかしかった、という話を想いだしながら、近在のギャラリーさんに立ち寄ってみた。
器の品揃えが陶器から磁器に。『21世紀美術館ができて、・・』客層が違ってきたそうだ。つまり、都会化しているということである。この数週間、食べるためにどんな方法があるだろうか、と考えながらその日々に想いを巡らしてきた。
今日は京都の『うつわ屋めなみ』さんから展覧会の依頼を受け、帰ってきたばかり。さてどんな物語ができることやら。。。
写真: 京都北区小山花ノ木町 『うつわ屋めなみ』 玄関から写す
きょうはわたしがお伺いするとつたえてあったので、玄関のいちばん目立つところにわたしの器が居座っております。気を使っていただき(^^)嬉しいです(^^)展覧会は9月15日から。