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研ぐ
 


どんな刃物だって、使えば刃が落ちる。冬の薪づくりのソーにせよ、魚を下ろす包丁にせよ。人知れず研ぐ、そして研ぐ。

人の頭も・・・そろそろって頃には、再起動しなくっちゃね。今日も薪づくりです。田舎暮らしでヤンス。

え! 禿げてる(^^) それはこれとは違うんです〜




晴天の兆し
 

寒い朝でした。一面に霜。
今は暖かし陽射しです。

今日は一日、窯焚きです♪

先日のテスト窯の作品、アップしました。こちら
 
写真:石窯の屋根に霜。


『秘すれば花』


15キロの電気窯といえば・・・人一人くらい入れるくらいの大きさです。お茶碗だと・・おおよそ、50客くらいは入るでしょうか。今日は窯焚きです。9日から始まる3人展のためにもう一度、確認のための試し窯。かっこよく、エチュードなんて・・・そんなもんじゃございヤセン。

窯の中にはいっているのは、たった三つのお茶碗だけ。上、中、そして下。これがご近所に同じような窯焼があれば・・・ちょっとお願いってなことで、と。実はそれがそうもいかないのが、窯焼。焚き方が違う。その時間が違う。温度が違う。還元のかけ方が違う、還元にガスを使うか薪を使うかによって違う、その時のお天気によっても違う、窯に詰まったものの重量によっても違う、温度の引っ張り具合が違う。さてさて・・

つまり、人様にお願いしても・・・分らないのです。これが窯。今日の窯で三回目の試験の窯焚き。今日の窯の結果を見て本チャンの窯の焚き方を決定するわけですが・・・

先日も、金沢のyoさんからメッセージをいただきました。このメッセージにはこのように記されておりました。 、『秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず』 「風姿花伝」 世阿弥

今日はこのあたりで。。。。

写真: 寒さくら
田舎暮らし


今朝、起きると外は薄っすらとした雪景色でした。
この時期に雪が降る、って珍しいです。
あるいは、おなじ加賀市でも山の中のこんな場所だけかも・・・

そんな環境だからかも知れませんが・・・わたしの家の庭には引っ越してきたときから、ず〜っとワサビが植わっています。ワサビって野蕗(フキ) の葉っぱににているのですが、きっと都会の人は初めてだろうと想います。

もちろん根っこは下ろしてお刺身に、山芋に、あるいはこちらでは、カモの治部(じぶ)煮によく用います。葉っぱは湯通ししてパックに入れておくと、ピリッとしたお惣菜になります。でも、それもこの土地に引っ越して来たときだけでした。もう今は誰も食べません。だから増え放題です。

田舎暮らしって不思議ですね。野菜はスーパーで買うのですから・・・ちなみにこちらで野菜を植えると、翌日にはきっとイノシシかなにかに喰われている筈です。田舎暮らしも、よくよく考えてみないと、厄介なんです。

写真: ワサビの花



雪景色 寒さくらが咲いております。



今年最後の、桜のお皿 今日発送しました。
春雨
 

寒い雨の一日でした。
写真はぼくの足跡。。
撮影は娘。
『いいやろ〜』 といいますが・・・ま、正直に言って、感性が違うことは確かです。

薪拾いに行った時のものです。
下、自分の姿でしょうか・・・『水面に映った自分』だそうです。




大人として




1960年代後半わたしたちは大きな時代のうねりを経験しました。中国では毛沢東主義が・・そして日本では学生運動やベトナム反戦。

そんな中、ある大学で学長室に立てこもった男がいました。当時どこの大学でも似たようなことがありました。その大学は東京にあるカトリック系の大学でした。学長は後にカトリックの司教となるハーバードを出たイタリア人です。

その時立てこもった男はこの学長によって刑訴法で訴えられました。彼によるとそれはもう子供ではないという左証なのです。その時かれは19か20でした。もう立派な大人でした。

間もなくわたしの娘も成人式を迎えます。別の意味で大きな時代のなかで新しい節目を迎える訳です。大人として認めてもらえるような人生を、やはり親は望むのでしょうね。何時までも子供であって欲しいと願いながら・・・きょうはバスに乗りながら娘が帰ってくる日です。




写真: 片口鉢 部分

染付市松文六角皿


市松文様というものが何時の時代、地域で発祥されたのか。
この現在でさえ、モダンな気分がいたします。
着物のサイトをリンクしましたんで、こちら
ご参照ください。

(転載禁止とされていましたので、NGだったらお知らせくだされ)





写真: 染付市松文六角皿
 (当方製作のものです)
笑う太郎が往く


一ヶ月振りのスイム。スパッツを穿きゴーグルをパシッと決めたらやっぱ『ええねん』。十年前に始めたこの水泳。ここまで来て運動障害だという、う〜ん嘘だろう!! 還暦を過ぎて始めたお習字は、あえなく頓挫。『フジサワサン字はね、あんまり上手になったらダメなのよ』 とお茶の先生はおっしゃる。ヘェ ↓ なかなか。たしかにチョイトうまくなり過ぎた。つまり、面白みが無くなった。

先日、大阪にあるお料理やさんが、お祝い返しにとぼくの器を選んでくださって・・・さて、熨斗(のし)がいるという。『え〜熨斗がいるんですね、で、それってぼくが書くんですか~』 と、しばし沈黙。。。『いえ、ね。ぼくが書くと・・岡本太郎のようになりますが』 とつづけると・・・『おほほ、じゃ、お願いしようかしら♪』

はいはい、どうやら関西人はB型人、このノリ、言うほうも言う方。こちらも元はと言えば関西人、それにあの偉大なる B型。

かくして、なんやら分けの分らない岡本太郎が・・・『爆発』 したかな(^^)
今日発送です。

熨斗の字は、とてもとても公開できませぬ(笑)

写真: 笑うボタン(磁器製)

下 『ええねん−ウルフルズ』  この際、聴いてね(^^)♪ 顔の真ん中にあるボタン押してね。

16年前の今日


昔からあった道具や栗の桁。むかしの農機具など、はじめてみるような物をストーブにくべ。床を掃いて、綺麗になったところで・・・『車庫につかいね』、と。。これが田舎暮らし。

今から16年前のきょう、3月20日、ぼくたち家族がこの土地に引っ越してきた日。引越しの時に父の訃報が入り、娘が喘息から肺炎を併発し・・・ぼく一人が大阪まで。

この日は、だからぼくには忘れられない一日なのです。上出さん、ありがとう『出て行ってくれ』っていわれるまで使わせていただきます。

そういえば、あの時、中野さんにも引越しを手伝っていただいて・・・懐かしい想いでです。阿戸さんや中広さん大工の西出さん。むかしのアパートの住人にもありがとうです。きょうは山桜も満開です。




ストーブ用の薪



乾燥中の茶碗 
『見てみたい世界』




数年前、ぼくの家に来た大阪在住の佐藤禎三さんが、『ええ高台やなぁ〜誰や』と聞いたことがある。金沢に住む『楽』を焼くKさんのものだ。茶碗を作っているところを見たことがある。

彼の作品が数点、我が家に残っている。焼物好きなら、技法の云々如何を問わずその高台をみれば『え〜なぁ〜』と思える。

楽は通常、卓上の轆轤で扱うからその回転は右でも左でも手さばきのいいようにやればいい。じつはぼくも修行中 『楽』 をやった。一日に50個ほど作り、一週間で全部仕上げる。楽は中も外も全部削り出す作業だ、だから彫刻に似ている。

楽では見込みも外側も轆轤で使うような道具は使わない。そこがKさんの隠し技だったような・・・『みせてくれ』 とはいえない芸の世界。『見てみたい』という芸の世界。

写真: 乾燥中の茶碗