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『体験教室』追記
  

昨日のわたしの記事『体験教室』について、セキュリティーホールに若干の問題がありましたので、修正プログラム、『パッチ』を当てることにいたしました。以下のサイトからプログラムをダウンロードすることができます。 ではこちら
(ヒットしない場合はグーグルから wabi-sabijapan にて、エントリーください)

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A様、昨日わたしのコメント欄に書き込みをいただきましてありがとうございます。以上わたしの説明不足がありましたので、追記とさせていただきます。ご意見大歓迎です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。〆”

きょうの一日を写真にカットすることにいたしました。12月前後からこの通りです。

そうそう、さっきフィットネスから帰ってきた細君曰く、『ふくちゃんが、ご主人最近泳いでますか?』って聞いてたよ、と。それで、『こんど、無料体験教室』があるので、よろければ・・・』なんて。。う〜ん、泳げなくなったし・・・こんどはフィットネスかぁ。と想う今日一日でありました。水着じゃなく、こんどは靴やなぁ〜・・・それに回りは女性だらけ。まさか作業着って訳にも行かず。。。生きていくにはお金が掛かりヤス、気も使いヤス♪ あの、水中エアロビクスを想い出しながら、ふふ、っと。




 
非日常としての『体験教室』
 

焼き物は素材にもよるが、焼きあがるまで1割以上、2割程度まで縮む。左の器はまだ土状態でこの器のように仕上げて欲しい、とのご注文があって作ったもの。。。だから、こんなに縮むことはない。

ところで、わたしたち物づくりは、手を抜くと言う所作を知らない、だから、どんなに安くとも、それまでの方法でものづくりが完結する。先日、カナダの旅行業者の代理人から電話が入った。『体験教室』に対する、彼の考え方が示された。それは、『陶芸教室』には陥穽がある、というものであった。

パリのモンマルトル広場にいくと、沢山の絵描きがいるそうだ。その殆どが旅人の似顔絵を描いている。それは、彼によると、たいへん上手いそうだ。ところで、それらの似顔絵描きがどれだけ、絵描きとして大成するか。。。

その殆どは、似顔絵描きとして、あるいは職業をかえ生きていく。それがゲンジツなのだと。絵描きとなる前に、似顔絵描きとしての描き様を学ぶのである。似顔絵描きとしての姿勢を学ぶのだ。かれはわたしに、『陶芸教室』で食べていくと、陶芸教室の仕様で物事が出来上がる、出来上がった作品は、陶芸教室の枠を超えないだろうと。。。

物を作ると言うことの根っこはここにあるような。。。。かれもまた、本業は木工家である。岐阜の山中に暮らしている。
体験教室


築百数十年のこの家の価値をみいだした方々がいます。それは、もちろんわたし自身ではありません。その初めはなぜか、カナダの旅行業者だったのです。初めはアメリカのジャーナリストや物書きを生業とした、富裕層です。彼らは8人ほどのグループで日本のあちこちを自転車で移動するのです。そのなかの一人の女性が、わたしと一緒に写真に写ります。自分の買った器と一緒に、実に嬉しそうでした。わたしは、そのとき、ニューギニアの高地人か、アフリカンのように・・・いえ、ただそんな感じでした。

その次にお越しになったブラジル人は4人の家族でした。わたしのところで焼き物を作りたい、という申し出でしたが、そのときはお断りしました。今思えば、それがヒントになったとも想います。

先だって、わたしは、あるプランを作りました。それは嘗てこの加賀市の旅館やホテルがお客様で一杯だった頃、わたしは焼き物では食べることができなかったのです。そのとき、一時それらの旅館で働いた経験があります。不思議なことに、そのお客さんが出て行った宴会場には食べ残こされた幾多のお料理がありました。お客様はさて、何を求めてこの旅館にお越しになったのでしょうか。それは、後に、わたしのこの体験教室に結びつきます。そのお料理には味がなかったのす。

体験型プランという、旅行会社のプレゼンがあります。しかしその殆どは、期間が限定されたものです。ある時は、稲刈り、ある時は雪降ろし。。。。しかしその当時は、その本質は『春』を売っていたと言ってもいいでしょう、一部では。

わたしは『文化』を商品にできないか、とあるホテルに出向きました。誰も損をしない、誰もお金を掛けない、そんな商品です。それが、わたしの『体験教室』なのです。わたしの体験教室はちょっと他とは違います。それがわたしの『売り』なのです、この自然、家。

ちかくお越しになる予定のお客様は遠くスコットランドから、子供づれです。さて、それは外国のお客様ですが、これが始まりです。体験教室にはメニューを作りました。ただ、マニュアルはありません。陶器でも、磁器でも、ナンだってご要望どおりに。。。。これらのアイデアの始まりは複雑ですが、金沢に住む、一人の男の仕業なのです。これからの経過をこのブログで、感謝を込めて。。。


体験教室についてはこちら ホームページから♪

  
日々の絶陶


『じゃ、ドンと行きますか』  若い医者が言いました。
『ま、ジャお願いします』 とぼく。

数週間前から胃の調子が悪い、改善されてない。
朝、ちょっと吐き気、ゲップもよくでる・・・ま、ガンじゃなさそう。
素人判断では、去年も経験済み。

病院で待ってるのももったいないので、図書館から借りてきた『日々の絶筆』 貧 井上有一
金がないので、箒を筆代わりにした話なんか。。。。
う〜んいいなぁ、金も紙も使い果たし『やむなく仏壇の正面に貼るために法華経の自我偈を書いた時の反故をはりあわせて』。。。。

銭がないと、人は工夫するものだ、とこのとき。
『藤澤さ〜んはい、血液検査しま〜す』

かくして・・・胃カメラを飲む算段となりました。
去年も、ことしも・・・

『慢性胃炎ですね』
そりゃそうだろう、ストレスが着物着て生きてるようなものだ。
裸になれば・・・ストレスしか残らない、なんてシャレにもならないこと。。。

有一さんじゃないけれど・・・ぼくも工夫して生きていかなくっちゃ、とおもいました。
観光バスが行かないにっぽん


加賀市の日谷町というところ、ここがわたしが住む里山です。村の入り口からわたしの家まで約12キロ。小さな川沿いに古い民家が並びます。その多くはむかし茅葺だった古い田舎家なのです。今から50年ほどまえこれらの茅(かや)を瓦に代えて建物はその昔の佇まいを残しているのです。

その庭には山茶花や山桜、つつじやたくさんの木々、もちろん栗や銀杏、柿など、都会から来たわたしにも分かる草木が植わっています。春になると一輪草やよくみるとワサビの花。もういまだって、雪のあいだからフキノトウが覗きます。

そんなわたしの家まで、歩きながらやっとわたしの家にたどり着く。『ようこそいらっしゃいませ』、それがわたしたちなのです。お客様は遠い外国から観光バスも行かないキャッスルを訪ねて、日本のものづくりの工房を体感することができます。

来月もまた、そんなお客様が遠い外国からお見えになる予定です。さて、その日のために、わたしたちも、お客様の満足できるような環境を用意しなければなりません。体験教室もそのひとつです。一緒にお食事をし、お話をしながらわたしたちのこの村での物語がはじまるのです。時にはものをつくることを忘れ、人とひとの繋がりが団欒となって、こんな山の中で繰り広げられる。きっと・・楽しいと想われませんか。

近いうちに、そんな一日を切り取って、このブログでご紹介いたします。どうぞおたのしみに。。。あ。もちろん、・・通訳の水先案内人もごいっしょなのです(^^)田舎暮らしの楽しさは、いつだって、季節を選ばないことです。でも・・正直まだ寒いですが。。。

体験教室始めました。詳しくは↓ ホームページから

 
愛の夢
この冬一番の冷え込み、白い雪の上をちょっと大き目のリスが走り去る。子供が小さかった頃、病室に持っていった一冊の本。『忘れられない贈り物』 、年老いたアナグマのおはなしですが・・・あのリスをみながら、ぼくももう泳げなくなったことを今悟ったわけで・・

あと、百本の肩の筋があって、その一本一本がついえていく。それを、このしごと、ぼくの一生の仕事、焼き物を作るために残しておこう、と想いました。

数枚の水着、ビギニやスパッツ、色とりどりのゴーグル、古びたキャップ。夏になれば屋外プールのサイドで背中を焼く、そんな楽しみだけを残して。。。。

動橋にある、丸八製茶場での4月からの展示会、これから始動します。捨て去るもの、残していくもの、それは・・形のあるものではありません。哀しいですが、ぼくの心です。これからもブログで焼き物を語っていきたく想います。

フジコ・ヘミング リスト 愛の夢第3番

John Lennon stand by me


歌詞はこちら
そう、恋してるわけじゃないの。
ただ、むかし観た映画を想い出しただけ。。。

昨日は、確か日曜日。
そ。
久しぶりにプールへ、昼間。

鏡のまえで、わが裸を観る。
う〜ん、ほんと、右肩の骨がちょっと盛り上がってる。
医者はこれを削れという。

それにしても・・・もう泳げないのかどうか。。。
昨日はクロール500 背泳ぎ250。
筋が切れたら、、、『もうつながりません』 と。

そろそろ、焼き物だけが人生だ♪
そんな生きかたが迫ってきたのかしらね。
ちょっと・・・寂し。。。

忌野清志郎の生き様がちょっと・・頭を。
それでも・・ね。
そんな話を、監視員のおじさんと話していると・・・
左手に障害のあるスイマーを紹介された。
う〜ん、女性だって言われ・・・
時間合わせるかな。
そうすりゃ、ぼくは左手だけで泳ぐ。

ろくろ師の利き腕は日本では殆ど左手、さて、どうするか。

う〜んやっぱり、泳ぎは楽しい♪
知らぬが仏


先週の日曜日、美濃焼資料館を訪ね、ちょうど黒織部の特別展。たくさんの桃山の作品を観ながら多彩な才能に驚くとともに、きっとこの時代これらの茶碗を求めたパトロンがいたんだろうなぁ〜って。

それから、喫茶&美濃焼のギャラリーにはいる。あ、いいなぁ〜と思いながら、まず、鯉江良二の志野が目に留まる。まず値段・・・105,000えん。ふ〜ん、10年前だったら30は堅いだろうなぁ〜っと、手に持ってみる。白い土、柔らかい高台の造作。そして・・・お宝鑑定団みたいに、指で弾いてみる。いい焼き上がり♪ つぎは・・20万。また手に持って、高台を観る。それにしてもいい値段。

ずーとそんなことをしながら・・・裏をひっくり返し茶碗をみながら、ふと、目に留まった箱書き。そ、ぼくもお習字やってる。結構マジな字かくひとやん、と、鈴木蔵。人間国宝。値段400万。じゃぁ、拝見、茶碗を持って、裏をみて・・・ふ〜ん、これが400か、。と、。。。

そこへ一人のふくよかな女性が近づき。。。。『あの〜作品をお持ちになるのは・・・ちょっと。その〜』と、よくみると、たしかに『触るな』ってなことが書いてある。『藤澤クンが、もってみてるから、いいんかなぁ〜っておもいながら、オレモ観たけど』と実家の義兄が笑う。 

それから、黒織部の特別展、入り口に撮影禁止と書かれてある。う〜ん、観なければよかった。見なければ、知らずに写真撮ってたのに〜。人生も世の中も、もしかして。。。。あんまり知らぬがいいのかもしれない。『撮っちゃいけないんやねぇ〜』 『はい、お借りしたものばかりですから』と、受付嬢。ぼくの写真機にちょっと目線。あ〜聞かなきゃよかった。

写真:愛知学芸大学卒業展の会場 本文とは関係ありません。
自宅グループ展について

この3月末自宅を開放して仲間たちでグループ展を予定しておりましたが、都合により計画そのものを白紙に戻すことになりました。私自身の力量不足により、関係各位、ご迷惑をおかけしました。またこの展示会を楽しみにして頂いた方々に対し、この場でお詫び申し上げます。残念ですが、以上告知させていただきます。

藤澤 重夫

企画展


今月も企画展の案内が届いた。
出展の依頼である。
新しい作品、季節の器、自らの思惑、客のニーズを頭に描きながら・・・今月も。

K市にあるギャラリーオーナーの話。
『作家さんに作品を依頼する場合、売れなかったらそれ相当の作品を引き取る覚悟がなければ、依頼しません』 といわれ・・・う〜ん、そこまで、と。

たとえば、交通費・・・『来ていただくのであれば、当然こちらが担保します。』 とも。。。

『展示会は謂わば、恋愛し結婚するようなもの・・・グループ展はある意味合コン』

グループ展、さて・・・求婚する度胸があるかないか試されている。
もう歳だしなぁ〜 

写真: 愛知学芸大学卒業展会場にて
(本文とは関係ありません)